About
Quattroporte
純粋なスーパースポーツの血が流れるセダンとしては、
おそらく世界唯一の存在がこの車ではないでしょうか。
イタリア語で4ドアセダンの意味なのであまりにもベタな名前ですが、
歴史は結構古く、まず最初は’60年代、続いて’70年代と出たり消えたりしながら
大排気量4ドアGTとして君臨し、’94年発表のこの型は第4世代に当たります。
往年のビトゥルボ時代からのV6と、そこから発展したV8の2種類のエンジンは、
いずれもIHI製のツインターボ付きになります。
どちらもとても魅力があります。
V6はノーズが軽いので、ハンドリングがよりスポーティーに感じます。
エンジンはラフですが、それもまた、味ではないでしょうか。
低い排気音を地に這わせながらスッと走り出す様子には、
ぞくっとさせる気品が漂いますし、ホイールベースが長め、
かつ足の動きがスムーズなので、よほど無茶をしなければじゃじゃ馬的な顔を見せない。
クアトロポルテはおとなしく見えて、中身はかなりワイルド。
この二面性がマセラティの魅力ですよね。
V8はV6をよりスペシャリティにした車両で、希少性があります。
8気筒がゆえに、エンジン高回転域には「クァーン」という、
フェラーリに似たサウンドを感じられます。
クアトロポルテには前期・中期・後期とありますが、
前期・中期のないそうは工芸品の極みともいえるもので、
中期のゴージャスさは目を見張るものです。
さらにセリエスペチアーレは特別で、
ディンプルのコノリーレザーシートになるので、
シートの質感も格別です。
あなたはどのクアトロポルテがお好みですか???
〜〜インテリア〜〜
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